友人のヤカンとの新島釣りキャンプ。
今回はその、後日談。
今回の新島釣行では、アオリイカとケンサキイカを自宅に持ち帰り。
刺身で食べ比べ、イカ納豆にして、炊き込みご飯を作り、天ぷらにして、翌日には島寿司やバター炒めまで。
持ち帰った釣果を自宅で釣り飯にすると、旅の余韻が食卓でもう一度感じられます。
釣って、食べて、ようやく旅が完結した感じ。
そんな新島遠征の釣り飯編です。
新島から持ち帰ったアオリイカとケンサキイカ
不安なスタートだったものの、結局存分に楽しんだ新島釣りキャンプ。
その3日目の夜、釣ったアオリイカとケンサキイカ。
翌日4日目は最終日。島を離れるだけで食べる時間もなかったため、イカは自宅へ持ち帰ることとしたのでした。

新島から帰った翌日。
持ち帰ってきたアオリイカとケンサキイカを調理することに。

自分が持ち帰ったのは、アオリイカとケンサキイカそれぞれ1杯ずつ。
他のケンサキイカはヤカンが持ち帰っています。
島から釣果を持ち帰ったのは、実は今回が初めて。
これまでは現地で食べ切るか、そもそも持ち帰るほど釣れていないか。
持ち帰りには、さるびあ丸の冷蔵ロッカーが便利でした。
船旅でイカを持ち帰るのは不安もありましたが、しっかり冷やした状態を保てたので問題無し。

まずはアオリイカの重さを測ってみることに。
1255g。
初めて釣ったキロアップのアオリイカ。
釣った時ももちろんうれしかったのですが、あらためて数字を見るとまたジワジワと嬉しさが。

釣ってから1日半ほど経っていますが、ずっと冷蔵していたので状態は良さそう。
2人分のイカを詰め込んだり、クーラーボックスの中で動かしてしまったりしていたので形が崩れていますが、長距離を移動してきたのでまぁそこは目を瞑りましょう。

アオリイカもケンサキイカも、胴の部分は刺身用に。
ゲソやエンペラなどは、刺身以外の料理に回すことにします。
この日の夕食は、釣ってきたイカ尽くし!
妻に振る舞えるのがうれしい。
新島での話をしながらゆっくり釣ってきたイカを味わえる。
釣り人として、幸せな時間。
アオリイカとケンサキイカを刺身で食べ比べ
まずは、やっぱりイカ刺し。

アオリイカとケンサキイカを食べ比べ。
アオリイカは身が厚いので薄切りに、ケンサキイカは細切りに。

まずはアオリイカ。
身が厚く、口に入れるとねっとりと甘い。
ああ、やっぱり……アオリは旨いです。
釣ってすぐのコリコリしたイカも良いですが、持ち帰って実質2日ほど寝かせた状態。
ねっとり感が出ていて噛むほどに甘みと旨みが出てきます。
キロアップの身の厚みもあって、1切れの満足感がすごい。

次にケンサキイカ。
こちらもうまい。
アオリイカと比べると甘味が薄く、淡白で軽やかな味。
醤油で食べるのも良いですが、個人的にはケンサキイカはポン酢でさっぱり食べる方が好み。
後味が軽いので、いくらでも食べれそうなお味。
同じ日に釣ったイカを食べ比べ。
これができるのはかなり贅沢。
新島の夜の港で釣った時のことを思い出しつつ。
アオリイカを掛けた時の重さ。
ケンサキイカのアタリの多さ。
バラして悔しかった時間。
食べているのに、頭の中にはヤカンと並んでロッドを振った夜釣りの光景が。
イカ納豆は、酒が欲しくなる危険なつまみ
イカ刺しがの量が多いので、途中でイカ納豆にもしてみたり。

好きなんです、イカ納豆。
細く切ったイカに納豆を合わせて、薬味を少し足す。
シンプルなのですが、これがうまい。
イカも納豆も、それぞれ主張のある食材。
スター同士なので喧嘩しそうなものですが、混ぜてみるとちゃんと良いコンビに。

イカの甘みと食感。納豆の香りと粘り。
そこに薬味も加わると、箸が止まらなくなります。
ご飯にも合いますが、これはやっぱり酒のアテですかね。
最近は酒を飲まなくなってしまったので、こういう時はちょっと寂しい。
酒を飲みたいからつまみを用意するのではなく、つまみがうますぎて酒が欲しくなる感じ。
新島でうまかったイカの炊き込みご飯を家でも作る
続いては、イカの炊き込みご飯。

これは新島のキャンプ場で作っておいしかった料理。
妻にも食べてもらいたくて、家でも作ってみることに。
作り方はシンプル。
一口サイズに切ったイカを、醤油・生姜・ごま油で作ったタレに漬け込み、それを白米と一緒に炊くだけ。

炊き込むとイカが固くなりそうな気もするのですが……これが驚くほどやわらかい。
米にはイカの旨みがしっかり染みております。
炊き上がりの香りもイカ飯っぽい食欲をそそる。

新島のキャンプ場で飯盒を開けた時の湯気を思い出しつつモグモグ。
あの時は外で食べる補正もあったと思うのですが、家で食べてもちゃんとうまい。
生姜の香りと、ごま油のコク。
そこにイカの旨みが入ると、普通の炊き込みご飯よりコク旨な感じになります。
妻にも好評で、作ってよかった一品。
釣ったその場で食べる料理も最高ですが、家で落ち着いて再現するのもこれまた楽し。
旅の一場面を、食卓でもう一度やり直しているような感覚。
ゲソとエンペラは天ぷらに
ゲソやエンペラ部分は、天ぷらに。

これはもう、うまいのが確定している料理。
イカと油は相性がいい。
揚げている時から、香りがたまりません。

揚げたてを塩で食べます。
わかっていたのに、わかっていたその想像以上に旨い。

寝かせた効果なのか、強く感じられる旨みと甘み。
ゲソは噛むほどに味が出て、エンペラは食感が楽しい。
刺身とは違って、熱が入ることで甘みも香りも少し変わります。
夢中で食べてしまう。
刺身、炊き込みご飯、天ぷら。
同じイカなのに、料理を変えるとまったく違った楽しみ方に。
翌日は釣ったイカで島寿司
翌日は、島寿司を作ってみることに。
新島滞在中に食べたかったのですが、タイミングが合わず食べられなかった島寿司。
それなら、持ち帰ったイカで作ってみようという流れ。

醤油、酒、砂糖で作ったタレにイカの身を漬け、それを寿司のネタにして薬味はねりからし。
素人握りなので不恰好ですが、まぁ食べる分には問題なしってことで。

まずは、厚みのあるアオリイカの島寿司。
握りにしました。
さらに寝かせた効果もあってか、ねっとり甘く、口の中が旨みの洪水状態。
これは結構な金額を取っても良いのでは、と思うくらい旨い。

身が薄いケンサキイカは、手毬寿司に。
こちらはアオリほどの甘みではないものの、寝かせたことで旨みが出ていて、やはりおいしい。
ケンサキイカのほうが食感がしっかりしていて、やはりすっきりとした後味。
同じイカで同じ寿司にしても、アオリイカとケンサキイカでは別物。
アオリは濃厚。ケンサキは軽やか。
それぞれの良さがあって、食べ比べが楽しい。
新島で食べられなかった島寿司を、持ち帰ったイカで補完する。
これもまた、旅の続き。
バター炒めと焼きそばで、最後までイカを楽しむ
さらにまた翌日、イカのバター炒め作り。
余っていたイカを総動員です。

イカとバターの相性は抜群。
説明するまでもなく、旨い組み合わせ。
炒めている時の香りだけで、もう勝ちは決まったようなもの。
バターの甘い香りにイカの旨みが混ざって、食欲が刺激されまくり。
食べてみると、こちらも驚くほどイカがやわらかい。
おいしすぎる。

さらに翌日、余っていたイカのバター炒めを使って、妻が焼きそばを作ってくれました。
これがまた抜群に旨い。
麺にイカとバターの味がしっかり入って、普通の焼きそばとはまったく違う満足感。
余り物の再利用というより、むしろこれを作るために残しておきたいくらい。
持ち帰って食べることで継続した新島遠征
楽しかった新島遠征。
今回は持ち帰りの釣果があったことで、帰ってからも楽した感じ。
ヤカンからも連絡があり、持ち帰って食べたことで、新島を帰ってからも感じられたとのこと。
それ、すごくよくわかる。
旅は帰宅したら終わり、ではなく。
写真を見返す時間もあれば、道具を片付ける時間もあり。そして、今回のように釣ってきたものを料理して食べる時間もあるわけです。
今回の新島釣りキャンプは、荒天の船旅から始まり、渋い釣りに苦戦し、夜釣りでイカに辿り着き、最後に持ち帰ったイカで自宅で釣り飯まで楽しめました。
ちゃんと完結した感じがあります。

また新島へ行きたい。
そして次も、できれば何かを持ち帰って、家でもう一度旅を味わいたい。
そんなふうに思える、満足度の高い後日談、でした。