moss.fish
FIELD NOTE - 新島釣行 SINCE 2014

FIELD NOTE / 新島釣行

このまま終われない新島2日目。ケンサキイカに救われた夜釣り|2026年3月 DAY2 PART2

釣る 新島釣行
新島の夜釣りで釣れたケンサキイカとロッド 新島釣行
Published

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています

友人のヤカンとの3泊4日の釣りキャンプ、2日目。

釣りはイマイチだったものの、釣れたムロアジの刺身とみかさのおにぎりで満たされた午前中。
午後も釣りしてみよっか、と出かけたのが今回の話。

なんだかんだで楽しんではいるものの、欲が出てきて、もっと釣りたいという気持ちが湧いてくるもので。
3泊4日の中で自由に動ける時間はあと1日半。このままで終わるかも……という不安も少し。

昼寝をした後、「やらなければ釣れないしね」と話しながら海へと向かうのでした。

羽伏浦港で一発あるも流れは変わらず

昼食のあと、少し昼寝。

渋い朝でもうまい昼飯がある!ムロアジ刺身とみかさのおにぎりで釣り飯|2026年3月 DAY2 PART1
渋い朝でもうまい昼飯がある!ムロアジ刺身とみかさのおにぎりで釣り飯|2026年3月 DAY2 PART1
新島2日目の前半は港を回っても渋い朝。それでもヤカンが釣ったムロアジ1匹と、みかさのおにぎりでこの旅初の釣り飯堪能!

ムロアジの刺身とみかさのおにぎりでのキャンプ飯は旨かった……と話しながら、しばし寝袋でゴロゴロとのんびり。
しばらくキャンプ場でのんびりと過ごします。

このままのんびりと過ごすのもいいなぁ……とは思いつつも、しばらくするとやっぱり釣りに行ってみようかという話に。
15時頃、今回の釣行ではまだやっていない羽伏浦漁港へ行ってみることにしたのでした。

午後の羽伏浦港から見た青い海と新島の海岸線

ここまでは風面で荒れてしまっていて、釣りができなかった羽伏浦漁港。
風が弱くなって時間が経ったことで、少し波はあるものの、釣りは問題なくできる状態。

ジグサビキでショゴ(カンパチ)とサバがダブルHIT!|新島釣りキャンプ第二弾【DAY3 前半】
ジグサビキでショゴ(カンパチ)とサバがダブルHIT!|新島釣りキャンプ第二弾【DAY3 前半】
DAY3前半、ジグサビキでショゴとサバがダブルヒット。潮目の見極めと20 gジグのカウントダウン法を解説し、持ち帰り鮮度を保つ氷海水クーラー管理も紹介。青物シーズン序盤に即試せるテクニックを丁寧にまとめました。

6年前に島に来た時には、ショゴが釣れた相性の良い場所。
これまでやれなかった場所での釣りなので、心機一転、釣り開始です。

投げ始めてしばらくは、やはり反応なし。
ここまでの流れと同じで、海はきれいで気持ちが良いのに、魚からの返事だけが返ってきません。

んーやっぱりダメかぁ……と思い始めた中、しなるヤカンのロッド。
重そうな引き。慌てて車へランディングネットを取りに走ります。

が、ネットを持って向かう途中に、ヤカンから「バレた!」との声。
あー惜しい。せめて姿だけでも見たかった。

魚がいるのがわかったのでやる気は出たものの、その後が続かず。
一回だけ気配を見せてくれたものの、また海は静かに。

夕マズメの新島港、きれいな夕日と重い空気

羽伏浦港で粘りきれず、懲りずに新島港へ移動。
夕マズメに何か起きてくれないかな、という期待を持っての釣り。

新島港の夕マズメに沈む夕日と静かな海

釣りを始めるとすぐに変わっていく空の色。
地内島に沈んでいく夕陽が美しい。

この夕日はずるい。
釣れなくても、まぁいいかと思わせてくるナイスビュー。

でも、やっぱり釣りに来ている以上は何か釣りたい。
ジグを投げても、ワームを入れても、反応は無いまま。夕マズメらしい高揚感はあるものの、ノーレスポンス。

このままでいいのだろうか。
このまま釣れないまま終わってしまうかも……。

辿り着けるかは五分五分…6年ぶりの新島へ、荒天の中さるびあ丸に乗る
辿り着けるかは五分五分…6年ぶりの新島へ、荒天の中さるびあ丸に乗る
6年ぶりに新島へ。目的は釣りキャンプ。仕事の都合をつけながら準備をしてきたのですが、当日になり荒天で船の接岸率6割と聞き悩みながらも、さるびあ丸で竹芝を出発。揺れる夜を越え、新島へと向かいます。

初日を考えると、新島に来られただけで嬉しい。それは間違いなし。
荒天の中で船に乗って、ちゃんと島に着いて、キャンプをして、温泉にも入っている。

けれども、人間は欲深いもの。やっぱり、何かしら釣りたい。
できれば、新島らしい釣りの手応えがほしい。

ヤカンと「なかなかうまくいかないね」と話しながら、少し作戦会議。
今夜はキャンプ場でのんびりするか……。そんな話になり、暗くなる前に車に乗り込んだのでした。

マルマンのワカサギで、夜釣りに発想が切り替わる

新島港を出て、新島マルマンストアーへ。
夕飯をキャンプ場で作ることにしたので、食材調達です。

肉でも食べるか!なんて話をしつつ、よく考えると昨日買ったうどんがまだあります。
野菜も残っているし、ソーセージも豆腐もある……なんて言い出す。

旅先なのに、急に主夫っぽい会話に。
もう終わりも見えてきているので、食材を余らせないようにしなくてはいけないのです。

肉でも買ってパーッとなんて考えていたのが現実的な話になり寂しく思っていると、ふと、昨日魚売り場を見ていたときにワカサギが置かれていたのを思い出したのでした。

今日もあるかな?と見てみると、今日もある。
ワカサギを餌にしたら、なにかしら釣れるのでは。

ここまではルアーばかり投げていたけど、餌ならわからない。

ここまでアタリに飢えています。
ルアーで反応が薄いなら、餌を入れてみるのもありかもしれない。

ヤカンに「ワカサギいいかもね」と話すと、「天ぷらにする?」と返ってきます。
ちゃうねん。

餌にしたら……という話をすると、ヤカンもいいねぇという反応。
6年前の新島でも、夜にネコザメが釣れたりしています。

ネコザメが釣れた!!泳がせ釣りでイカとまさかの大物ヒット(笑)|新島釣りキャンプ第二弾【DAY6 後半】
ネコザメが釣れた!!泳がせ釣りでイカとまさかの大物ヒット(笑)|新島釣りキャンプ第二弾【DAY6 後半】
泳がせ釣りでイカを囮にしたらネコザメがヒット。強烈な重量感と回転に対処するドラグ管理とラインテンション維持を実践。サメの安全リリース手順と鋭い皮膚に傷つかないグローブ選びを詳解し、意外な大物でも慌てない指南書となっています。

今回も、夜の港なら昼とは違う魚が動いているかもしれません。

夜釣り行っちゃうか!との話になり、急遽、キャンプ場で夕飯を食べてから釣りに繰り出すことに。
北海道産のワカサギを購入し、ワクワクも復活。

キャンプ場でネクタイと再会する

買い物を終えてキャンプ場に戻ると、思いがけない再会が。

釣ったカワハギの刺身・グレの漬け・サバの竜田揚げでキャンプ飯!|新島釣りキャンプ第二弾【DAY6 ランチ】
釣ったカワハギの刺身・グレの漬け・サバの竜田揚げでキャンプ飯!|新島釣りキャンプ第二弾【DAY6 ランチ】
夕食はカワハギ刺身・グレ漬け・サバ竜田揚げ。カワハギ肝は泡立ててクリーミーに、グレは醤油酒みりん1:1:0.5漬け。三品同時進行で食卓が豪華になる段取りと保存温度管理を紹介し、釣りキャンプ飯の集大成に。

6年前に羽伏浦キャンプ場に泊まったとき、僕らには相棒がいました。
首のあたりだけ白く、まるでネクタイをしているように見える黒猫、ネクタイ。

今回も、キャンプ場の駐車場にはネクタイに似た猫が数匹。
ネクタイの家族かな?なんてヤカンと話していたのです。

それがこの日キャンプ場に戻ると、その中の一匹がこちらに駆け寄ってきたのでした。

羽伏浦キャンプ場で足元に寄ってきた黒猫のネクタイ

首元が白い。他の猫より年を重ねた雰囲気がある。
そして、足元にすり寄ってくる。

ネクタイだ。

もちろん、こちらの勝手な思い込みかもあると思う。
それでも、6年前の記憶と目の前の仕草がつながって、胸の奥がふっと温かくなったのでした。

他の猫たちは離れて見ているのに、ネクタイだけは近くに来る。
駐車場からキャンプ場のテントまで、後ろをついてくるんです。

もしかしたら会えるかもと思っていたものの、6年経っていたので、会えたら奇跡くらいに考えていたのです。
この再会が、今回の旅で一番嬉しい出来事となりました。

このあと、島を出るまで、キャンプ場にいるときはネクタイはいつも近くにいてくれたのでした。

カルボナーラうどんとラーメンで炭水化物満載キャンプ飯

夕飯は、余っている食材を使ってキャンプ飯。

まずは、パスタ用のカルボナーラソースを使ったカルボナーラうどん。
それに、白菜やソーセージ、豆腐などを入れたラーメンも作っちゃう。

これから夜釣りをするから、腹ごしらえは大事。それに食材も使っていかないと……。
そんな理由をつけているのですが、おっさん2人の夕飯としては明らかに炭水化物が多い。

夜釣り前にキャンプ場で作るカルボナーラうどん

どれだけ麺を食べるんだ、と自分に問う。
……でも、こういう雑な感じもキャンプ飯の楽しいところ。

調理している間に辺りはすっかり真っ暗。
少し冷えてきたこともあって、温かい麺がやけにうまい。

島で食べるキャンプ飯はちゃんと記憶に残るんですよね……。
こんなありあわせの食材で作った料理でも。

ただ、食べ終えると問題が発生。

明らかに食べすぎで、身体が重い。
このまま温泉に入って、テントでだらだら飲んで寝るだけでも相当幸せ。そんな考えまで浮かんできちゃったり。

でも、今回は3泊4日。
4日目は午前中に船へ乗るので、実質的に明日が最終日のようなもの。

腹は重い。
でも、アタリが欲しい。

ここはアクティブに動いておこう。
えっちらおっちら、夜釣りをしに海へと向かいます。

北海道産ワカサギを新島の夜へ投げる

釣り終わりに温泉行くことも考えて、向ったのは湯の浜露天温泉に近い新島港。
これまで夜釣りをしていないので気づかなかったのですが、夜の方が明らかに釣り人が多い。

何か釣れているのかしら。
ちょっと期待。

20時過ぎ、夜釣りを開始。

餌は北海道産のワカサギ。
北海道のワカサギを、南の島の夜の海へ投げる。

餌釣りをするつもりで来ていないので、ジグヘッドにワカサギをつけてのぶっこみ釣り。
ドラグを緩めて、のんびり待つ。そんな釣り。

と、そう思って気を抜いた側から、ゴンゴンと明確なアタリが出ます。

フッキングすると、ちゃんと重い。
頭を振るような引きがあって、今回の釣行で初めて魚とやり取りしている感覚があります。

ワカサギ餌の夜釣りで釣れた新島港のサメ

上がってきたのはサメ。

ヤカンにタモ入れしてもらって、無事に引き上げます。
目がきれいで、妙にかっこいいサメです。

新島に来て、エソ、サメ。
釣果としてはなかなか渋い並びですが、ここまでほとんど引きを味わえていなかったのでかなり嬉しい。

続けて投げると、ほぼ着底と同時にまたアタリ。
またサメです。

新島港の夜釣りで釣れた目のきれいなサメ

2回とも手前で釣れたので、サメが寄っているのかもしれません。

ひとまず魚の引きが味わえたので、少し先へ投げて違う反応を探ってみることに。

齧られたワカサギで、イカに気づく

少し沖へ投げると、サメとは違う弱めのアタリが。
はっきり食ってくる感じではなく、触っているような反応。

ただ、アタリはあるのに乗らない。
餌だけなくなります。

何度か同じことが続き、アタリが出た直後にすぐ回収してみると、ワカサギの後頭部が齧られています。

あれ。これ、イカでは。
魚が丸ごと食っているというより、抱いて齧っている感じ。

すぐにヤカンにも共有。
エギにワカサギを巻いて投げてみよう、なんて方向に。

21時半頃、狙いをイカに変更。
エギに変えてからもアタリは途絶えず……、すぐにヤカンがイカを釣り上げます。

夜釣りで釣れたケンサキイカとワカサギを巻いたエギ

新島ではアカイカとも呼ばれるケンサキイカ。
しかもなかなか悪くないサイズ。

ネコザメが釣れた!!泳がせ釣りでイカとまさかの大物ヒット(笑)|新島釣りキャンプ第二弾【DAY6 後半】
ネコザメが釣れた!!泳がせ釣りでイカとまさかの大物ヒット(笑)|新島釣りキャンプ第二弾【DAY6 後半】
泳がせ釣りでイカを囮にしたらネコザメがヒット。強烈な重量感と回転に対処するドラグ管理とラインテンション維持を実践。サメの安全リリース手順と鋭い皮膚に傷つかないグローブ選びを詳解し、意外な大物でも慌てない指南書となっています。

前回の新島釣行でもイカは釣れました。
ただ、今回このタイミングでケンサキイカが釣れるとは考えていませんでした。現地の方と後から話しても、時期としては早いようで。

だからこそ、余計に面白い。
昼の釣りとはまったく違う扉が、夜になって急に開いた感じ。

新島の夜釣りで釣れた透明感のあるケンサキイカ

さらにヤカンは、ポンポンと続けて計3杯。
流れをつかんでいます。

一方で……僕は全く流れに乗れず。

バラして、バラして、ようやく念願のケンサキイカ

アタリは毎回のように。
コンコンと突かれるようなアタリがあり、エギを持っていく感覚もあって、しっかり重くなってからフッキング。

慎重に巻いて、手前までは寄せられる。
でも、そこでバレちゃいます。

アタリがあるので最初は楽しくやっていたものの、釣り上げることができないのでだんだんと迷走し始めます。

エギを変える。
餌の付け方を変える。
フッキングのタイミングを変える。
巻き方を変える。

それでも、バレてしまう。

こうなると、だんだんバラシ癖になってきます。
またバレるのではないかと思うと本当にバレる。

時間だけが過ぎていくので徐々に焦りだしたり。
ヤカンはすでに釣っているので、正直、待たせてしまっている感覚もありまして。

それでも、どうしても釣りたい。
そんなまま続けて23時頃……餌も無くなってきてさすがに終盤、という時にヒット。

重みは感じられて、ロッドもしっかりと曲がっている。
バレるな、バレるな……と祈りながらゆっくり寄せます。

手前まで来たところで見ると、腕一本。
ヤカンにタモ入れしてもらい、なんとかキャッチ。

タモに入った新島港の夜釣りのケンサキイカ

1杯。たった1杯。
でも、この1杯がものすごくうれしい。

ロッドの横に置いた新島夜釣りのケンサキイカ

アタリはあるのに釣れないという悶絶モードが続いた後なので肩の荷が降りた感じ。

釣具のキャスティング 楽天市場店
¥1,055 (2026/05/11 23:28時点 | 楽天市場調べ)

エギを変えたり色々したけど、最終的に釣れたのは祈りの効果な気も。

釣れない午後から、マルマンで見たワカサギで発想を変えて、サメに遊んでもらって、齧られた餌からイカに気付く。
なかなか面白い展開になりました。

遅くまで付き合ってくれたヤカンに感謝。
一杯だけだけど、ようやく釣果らしい釣果が得られました。

湯の浜露天温泉で、ようやく一日がほどける

これにて納竿。
そのまま湯の浜露天温泉へ。

夜の湯の浜露天温泉へ向かう石造りの入口

温水シャワーは5分100円。
5分という制限時間の中で髪を洗い身体を洗い……。足りない!なんて言いながら100円追加。こんなんも笑える。

釣りを終えたすぐ後に、露天風呂に浸かる。
夜の空気は冷たくて、湯の温かさがじんわりと身体に沁みていきます。

魚は釣れていないものの、イカが釣れた。

アタリが頻発したのも楽しい。バラし続けた時間はもどかしい。
でも、そのもどかしさ込みで、釣りをしている実感があったのも事実。

温泉に浸かりながら、ヤカンとそんな話をする楽しい時間。

キャンプ場の夜に温める缶詰と晩酌の準備

キャンプ場へ戻ったら、少し晩酌。
缶詰を温めて、それをつまみにビールを飲みます。

朝の希望に満ち溢れた時から見れば、かなり渋い一日。
でも、夜になって流れが変わり、このまま終わるのかと思っていた新島2日目が、最後にちゃんと記憶に残る夜となりました。

午後もネクタイとの再会があって、キャンプ飯を食べて、サメが釣れて、ケンサキイカも釣れた。
気付けば、話が終わらず夜中までテントの中でダラダラ過ごす楽しい時間。

早朝に釣りをするなら明日がラストチャンス。
でも、もう十分だね、なんて言いつつ眠りについたのでした。