11月のこと。
秋まっさかり。
晴れの日が続いて、外に出るのが気持ちが良い。
空は高くて、空気は少しひんやりしてて。
なんだか「食べたい気分」が全開になる季節なんですよね。
というわけで、庭でさつまいもを掘って、燻製作りして、ついでに柚子味噌も仕込んでしまおうという、食欲のままに動いた1日。
秋は庭遊び楽しい……ってしみじみ思ったのでした。
放置気味でも育ってくれた、ありがたいさつまいも
家庭菜園の一角に、春に植えたさつまいも。

自分のスタンスとして……と言えば聞こえが良いかもしれませんが、雑草が出てもそのまま放置のスタイル。
ツルが元気にワサワサしてる。これは……と思って掘ってみることに。

まずはツルをバチバチと切る。これだけで山盛り。

で、スコップを入れて掘っていくと……いたいた、サツマイモちゃん。

サイズは控えめだったけど、そこがまたかわいくて良い。
形が不揃いなのも家庭菜園っぽくて好きなんです。
収穫量はイマイチだったものの、自分の庭で育ったってだけで嬉しい。
スーパーなんかでは買わずに庭で収穫した分で、焼き芋や天ぷらで楽しめたので良しとしましょ。
庭で焚き火&燻製タイム。外遊びのごちそう
さつまいもを収穫したら、次はお楽しみの焚き火タイム。

焚き火って、なんでこんなにテンション上がるんでしょうね。
火を眺めてるだけでも楽しいのですが、どうせ火を焚くならついでに燻製を。

というわけで、冷蔵庫にあったチーズとソーセージを持ち出しまして。
チップは安定のサクラです。

燻製器はお土産にもらった煎餅の缶。
しばらく火にかけまして……。

ふたを開けた瞬間、ふわ〜っと広がる燻香。
これ、ほんとたまらんのですよ。
チーズは飴色にとろり、ソーセージは皮がパリッとして中はジューシー。
冷ましてから食べるのが定番ではありますが、熱々の状態でつまむのも特別感があって◎。
焚き火の横でちびちび食べて、のんびりしてたら、いつの間にか夕暮れ。
こんな時間がいちばん贅沢かも。
柚子が実ったので、柚子味噌を仕込むことにした
そうそう、庭では柚子も収穫。

ちょっと前から黄色くなりはじめてて、その柚子を使って「柚子味噌」を仕込むことに。

味噌・砂糖・酒を鍋で混ぜて、照りが出てくるまでゆっくり加熱。

火を止めたあとに、柚子の皮の千切りと果汁をたっぷり加えて完成。
たったこれだけの手順ですが、もう部屋中がいい香り。鼻が幸せだと言ってます。

できたてをどうしても食べたくなって、冷蔵庫にあった大根とこんにゃくを茹でて、熱々のところに柚子味噌をトロリ。
柚子の爽やかな香りと優しい甘みが絶妙。
この柚子味噌、焼き餅やふろふき大根にも合うし、豚肉にちょい塗って焼いても最高なんです。
万能すぎて、毎年仕込んじゃう。
秋っていいな。やっぱりいいな。
さつまいもを掘って、焚き火で燻製して、柚子味噌作り。
なんだか秋を満喫した1日となりました。
ちょっとだけ手間をかけることが楽しい、心の栄養。
仕事で色々と気を揉んでいるわけですが、自然に身を置くことで気持ちも体もほぐれる。庭で遊びながら食べるのはやっぱり最高。
秋の庭時間、来年もきっと同じように楽しんでるんだろうなぁ……なんて思いながら、燻製チーズをもうひとつ、つまんだのでした。

