千葉館山の堤防で釣ってきたメイチダイとイサキ。
その魚を捌いての釣り飯、第三弾。今回の釣行で釣った魚での釣り飯はこれで最後です。
ここまで握り寿司と漬け丼にしてきたメイチダイは鯛飯と潮汁にし、イサキは塩焼きに。
今回の釣り飯はメイチダイの鯛飯とイサキの塩焼き定食です。
香りからおいしく米にメイチダイの旨味が詰まった鯛飯をじっくりと味わい、これまたメイチダイのアラからでた出汁が堪らなくグビグビ飲めてしまうような潮汁を間に挟み、あらかじめ塩を振って余分な水を抜き七輪の炭火で焼いたイサキの塩焼きをついばみ、また鯛飯に戻る……。
味わい深く噛み締めるように食べる釣り飯ですが、旨味の連鎖でがっつきたくなる料理。
料理同士の相性が良かったのもあってか、大満足の釣り飯。
小さかったのですがしっかりとした旨味を味あわせてくれたメイチダイ。ポテンシャル高いですねぇ。
千葉館山で釣ってきたメイチダイ・イサキを捌いての釣り飯
千葉館山の堤防での釣りで釣ってきた、メイチダイ・アイゴ・サバ・イサキ。
夜釣りではイサキ1匹のみの釣果……正直苦しんだのですが、朝まずめから流れが変わったことでなんとか成り立った釣行となりました。
メイチダイ・アイゴ・サバは握り寿司に。
残ったメイチダイ・アイゴの半身は翌日に漬け丼にしました。
どちらもおいしく……特にメイチダイがおいしくて満足な釣り飯。
今回は残しておいたメイチダイ1匹とイサキ1匹を捌いて釣り飯を作ります。
メイチダイを調理して鯛飯と潮汁に
今回の釣行で釣れた魚の中のメイン、メイチダイ。
サイズは小さいのですが、メイチダイの味を丸ごと楽しみたいため、鯛飯と潮汁を作ることにします。
鯛飯を作るときは魚を丸ごと入れても良いようですが、しっかりと出汁をだしたいのでちょっと手をかけます。
まずは三枚おろしにして、アラはぶつ切りにしておきます。
捌いたメイチダイには火を入れます。
イサキを焼き魚にすることもあって、炭火で焼くことに。
まずはアラをしっかりと焼いていきます。
炭火で焼くと炭の香りも感じられるのが良いですね。
身も焼いていきます。
このまま齧り付きたい気持ちがふつふつと沸いてきますが、おいしい鯛飯を作るために我慢我慢。
アラと身が焼けたら、鍋に水と昆布を入れ火にかけます。
沸騰直前まで昆布を入れておき出汁をとりまして……。
沸騰したら昆布を取り出し焼いたアラを投入。湯にアラを追加してすぐに脂が浮いてきます。
このまましっかりと出汁をだしまして……。
醤油2:味醂1:酒1の割合で味付けをします。
この時点で潮汁分を分けておきます。
米は研いだ後に30分ほど水に浸し、ザルで水を切っておきます。
その米を炊飯器に投入し、冷ました出し汁を注ぎます。
さらにその上にメイチダイのアラと身をのせ、炊飯器のスイッチをON!
炊き上がった後、しばらく蒸して炊飯器を開けてみると……とてつもなく良い香り!!
メイチダイの骨は硬くて食べる際に危ないので、アラは取り出して身だけにします。
最後にネギ・三つ葉・ゴマを加えて、全体的にかき混ぜます。
鯛飯の完成!食欲をそそる香り……作っていて猛烈に腹が減る料理です。
イサキは炭火で焼いて塩焼きに
お次はイサキ。
渋かった夜釣りでなんとか釣れてくれたイサキちゃん1匹。エラと内臓は現地で取り除いてきてあります。
食べる前に一手間。
キッチンペーパーを敷いた皿の上に塩を振ったイサキを置き、冷蔵庫へ。15分ほど置いて余分な水を抜きます。
水を抜いた後は一度塩を水で洗い流し、キッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。写真だと水分の取り方が十分じゃないですが(笑)
火が通りやすいように切り目を入れて再度塩を振りかけます。
下処理が終わったイサキは七輪へGO。
遠火の強火……炭火でじっくりと焼き上げたら完成です。
メイチダイの鯛飯・潮汁とイサキの塩焼き定食
完成しました、今回の釣り飯「メイチダイの鯛飯・潮汁とイサキの塩焼き定食」。
鯛飯・潮汁・塩焼きの香りが実に食欲をそそります。
まずはやっぱり鯛飯から。
メイチダイが小さかったので身は少ないですが、立ち昇る湯気から発する香りからメイチダイの存在がしっかりと感じられます。
食べてみれば、あぁ……やっぱりおいしい!
咀嚼すればするほど米が吸い込んだメイチダイの旨味が口の中に広がります。本当においしい……鯛飯だけでもずっと食べていられます。
鯛飯がおいしくて他を忘れるところでしたが、潮汁を間に挟んで一息。
これまたメイチダイの出汁がしっかりと効いていてとても美味。上品な味ですが、油断するとグビグビ飲んじゃう系の汁物です。
鯛飯との相性バッチリ。名コンビ。
釣り飯ではないですが、箸休めにカイワレ大根と三つ葉のサラダ。
出汁をとった昆布や海苔・鰹節を混ぜ、胡麻油や塩・レモン汁を絡めたものです。これで口の中をさっぱりとさせまして……。
イサキの塩焼きをいざ実食。
網にくっついてしまって皮が一部破けてしまいましたが、見た目はおいしそう。
水分を抜いたことでしっかりと締まった身。
白身で淡白。皮も含めて食べるとまるでイワナなどの川魚のようなお味。
川魚と違うところと言えば、やはり旨味の強い脂。
塩焼きで言うとアジなんかがよく思い浮かびますが、イサキの塩焼きの方が僕としては好みですねぇ。気に入りました!
と、おかずをおいしく食べながら鯛飯を食べているとあっという間に完食。妻も僕も揃っておかわりです。
炊飯器で炊いたのですが、おこげができているところもあって最高においしいです。箸が止まらない……。
メイチダイの鯛飯・潮汁とイサキの塩焼き定食。
今回の釣り飯、どの料理も絶品。本当においしかったです。
千葉館山で釣ってきた魚での釣り飯。
その中でもメイチダイはポテンシャルが高く、今回の釣果で作った釣り飯はどれもクォリティが高くおいしいものになりました。
釣って楽しく、食べておいしい。
……これだから釣りはやめられませんね(笑)
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