年末釣り納め釣行記|ヒラメとヒラスズキで締める冬の海

釣り

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年の瀬。
フリーランスなので個人的には師走も何も無いものの、クライアントのソワソワが伝わってなんだか忙しない。

そんな年末の空気も、海まで来れば別世界。

12月30日、今年の釣り納めは、青く澄んだ冬の海。
晴天、微風。空気はひんやりと澄みきっていて、磯の香りがちょっと強くなる季節です。

防寒ウェアに身を包み、タックルボックスを抱えてポイントへ。

気分は年末大掃除というより、穏やかな儀式のようなもので。
この1年を締めくくる一匹をゆる〜く求めて、のんびりキャストするのでした。

冬の釣り納めは寒ヒラメ狙い

ちょいと風はあるものの、気持ち良く晴れた日。

やって来たのは、年に何度か通う遠征ポイント。

足場の良いサーフのテトラ帯。
密かに「寒平目」を狙ってみる算段。

冬のヒラメ、つまり寒ヒラメは身が締まり、脂もほどよく乗ってうまい、と。

正月に自分で釣ったヒラメを刺身にして食べる。
これが、なによりも贅沢なのです。

ミドルアッパーに食ってきた寒平目

昼前にスタート。
セットしたのは、ジグヘッドワーム。

「まぁそう簡単に反応はなかろう」と思いながら、ボトムをネチネチ。
ピョン、ピョン、とワインドさせて誘います。

いきなりゴンゴンッというアタリ。
のらずも「あれ、これ結構良いかも?」と集中すると、その後のキャストのフォールで「ガツン!」とロッドに明確な反応。

すかさず合わせ。
グッグッとした引きと、ぬめりのある横揺れ。

ヒラメっぽい。

サイズは望んだものではないものの、文句なしの本命。

手早くネットインして、タモから魚体を外す。
美しい、冬の海のヒラメ。肉厚でふっくらしていて、なんだか嬉しい。

ダイワのミドルアッパーがヒラメを連れて来てくれました。

柔らかく、アピール力も喰わせる力も抜群な印象ですが、耐久性に難あり。

ミドルアッパーは、すでにフグの歯型だらけ。
ダートしているとワームとの接合部もグズグズになってくるので、ちと使いづらい。
でも、ここぞって時に魚を連れてきてくれるのです。

早い段階でヒラメを仕留めたという満足感。
さて、次は何が来るかなと、ほんのり期待です。

ヒラスズキ登場、そしてマルスズキ

が、その後は沈黙の時間。
アタリもなければ、周囲の釣り人にも変化なし。

ただ、海の空気が変わり始めたのは、16時前くらい。
日が西に傾き、風向きが少しだけ東へシフト。
足元で「パシュッ」という音。

ボイル。

これはワンチャンあるかも?と、ワームを投げて表層をゆっくりリトリーブ。
手元に集中すると、「グンッ」とティップが引き込まれました。

エラ洗いした姿でのシーバスと確信するも、サイズの割には良い引きで楽しい。

誰かと思ったらヒラスズキでした。

フッコクラスではあるけれど、銀白の魚体が美しい。
なんとなく、冬の海って感じがする。

1匹釣れたら、もう1匹もあるかもと思って投げ続ける。
夕暮れ直前、再びバイト。

今度はマル。

やっぱりヒラのほうが引くな〜と思いつつ、満足して納竿したのでした。

一通りやりきった感。空は茜色。
ロッドを仕舞いながら、心が少し静かになるひととき。

今年も楽しい釣り暮らしでござんした

思えば今年もよく釣りをしました。

釣れなくてもやっぱり楽しいのです。
ボウズの日があれば、ちょっと良い日もあって。

「また行きたい」と思える釣り。
釣れなくても、釣りをするとなにか整う感じがあるのです。

それは日常のリセットだったり、感覚のメンテナンスだったり。
だから、たぶんこれからやるんだと思う。

帰りの車の中で、ヒラメの捌き方を考える。
昆布締めにして、正月の朝に酒を添えよう。

うん、それがいい。

今年の釣りはこれにて納竿。
ありがとうございました!

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