この記事の要点
- 気になっていたヘチ釣りに初挑戦しました。
- ロッドとリール合わせて1万円しない格安タックルを買いました。
- カニ餌で護岸を歩き、40cmほどのチヌを釣りました。
やったことのない釣りをしてみたい。
そう思っていたところに、ずっと気になっていた釣りがありました。
ヘチ釣り。
前回フカセ釣りをしている時に声をかけてくれた人が、まさにこれをやっていたのです。
フグだらけの中、夕マズメにようやくチヌが釣れたあの日。
すぐ隣で、まったく違うやり方でチヌを狙っている人がいました。

勢いでタックルを買って、カニを餌に堤防の護岸を歩き回った一日。
フグに邪魔されながら、最後には初めてのチヌが来てくれました。
ずっと気になっていた釣りに、勢いで手を出す
仕掛けなんかを聞いてみたら、手持ちのもので代用もできるとのこと。
でも、どうせやるなら専用タックルのほうが楽しそうです。
ということで、勢いで買ってしまいました。
買ったと言っても自分らしく、ロッドとリール合わせて1万円しない格安タックルです(笑)

ロッドは、おり釣具のフライデー 黒鯛ヘチ 270。
リールはPROMARINEのRA60 ラウンドエース。
太鼓リールというやつで、これを使うのも初めてです。
ラインは黒鯛工房のヘチ・落し込みライン THE黒鯛の2号。
ハリスはフロロの1.5号、針はフカセで使っている3号をそのまま流用しました。
新しい釣りを始めるとき、道具を一から揃えるのはなかなか勇気がいります。
でもこの値段なら、合わなかったとしても笑って済ませられる。そういう気楽さで手を出せました。
リールのドラグを抜くだけの、小さなカスタマイズ
ラウンドエースは、ヘチ釣りで使いやすいようにドラグを抜いておきます。

中央に入っているパーツを抜くだけ。

これだけで、2Bとか3Bでもスルスルとラインが出るようになります。
買ってすぐ分解するのもどうかと思いましたが、こういう工作は嫌いじゃないのです。
昼過ぎから、初めてのヘチ釣り

さて、昼過ぎから開始。
太鼓リールを使うのが初めてなので、おっかなびっくりです。
今日は釣ることより、操作に慣れるのが目的。
そう決めておくと、気持ちが楽になります。
狙うのは堤防の護岸。

このスレスレに餌を落とすのがポイントらしい。
牡蠣殻がびっしり付いた壁を見ていると、いかにも何かいそうです。
やってみると、ラインがスルスルと出ていくことの大事さが分かってきます。
途中で引っかかると餌が不自然に止まってしまう。
スプールに指を添えて、出る量を調整する。
この指ドラグというやつが、頭では分かっても手がついてこない。
落としては巻き上げ、少し歩いてまた落とす。
足で稼ぐ釣りとのことなので、同じ場所で粘る釣りとは体の使い方がずいぶん違います。

餌はカニ。
釣りの前に、自分で捕まえてきました。
最初のヒットはフグ。カニが持たない

記念すべき最初のヒットは、フグ。
指ドラグなんかがよくわかっていない状態だったので、良い練習にはなります。
小さくても、引きがあれば操作の確認はできる。
とはいえ、落とすたびにカニが食べられてしまう。
上げてみると、脚だけになっていたり、殻ごと持っていかれていたり。
これでは釣りになりません。
捕まえてきたカニにも限りがあるので、場所を移動することにしました。
移動したら、カニが齧られなくなった
移動してみると、餌のカニがあまり齧られなくなりました。
これならじっくり探れそうです。
護岸をまた、歩き歩き餌を落としていきます。
落として、沈めて、ラインを見て、また歩く。
ラインがスーッと入っていったので合わせると、んー小さいけど、なんだろ?

グッドサイズのアカメフグでした。
フグはフグですが、これはこれで綺麗な魚です。
その直後にまたアタリ。
でも、かからず。
またフグだと思いつつも、カニが潰されていたのが気になりました。
もう一度、同じところを探ってみます。
強烈な突っ込み。上がってきたのはチヌ
すると、フォールしている途中でラインが引っ張られて、竿先が入りました。
フッキングすると、今度は強烈な引き。
さっきまでのフグとは、伝わってくるものがまるで違います。
切られそうなくらい突っ込むのでラインを出すのですが、慣れない指ドラグが難しい。
強く押さえれば切られる、緩めれば止まらない。その中間がどこなのか分からない。
竿はしっかりとしなってくれるので、そこは安心感があります。
1万円しないタックルですが、ここぞという場面でちゃんと仕事をしてくれている。
足元は牡蠣殻だらけなので、擦られたら一発で終わり。
気をつけながら、時間をかけてじっくりと上げてくると。

チヌでした。
ヘチ釣りでの初黒鯛。
40cmほどでしたが、なかなか痺れるやりとりでした。

綺麗なチヌ。
フカセで感じるよりも、よりダイレクトな引きでした。
初めてのヘチ釣りで釣ったチヌは、やっぱり嬉しい。
難しいアタリと、2匹目のチヌ
その後も続けます。
1時間ほどで3度ほどアタリ。
フグかもしれないものの、カニが潰れていたりと怪しいものもありました。
ラインが止まるアタリなんかは、フッキングが難しい。
それも面白いところです。
そのうち、ラインが弛むような反応。
聴きアワセしてみると、のりました。

サイズダウンしたものの、チヌ。
嬉しい、そして楽しい。
その後、30分ほどして良型をかけたのですが、タモ入れ失敗。
掛けるところまでいけたのに、最後の最後で。
これはもう、練習あるのみです(笑)
ここで納竿。
操作に慣れるのを目的にしていたので、個人的にはかなり上々です。
ヘチ釣りは、想像していたよりずっと体を使う釣りでした。
歩いて、落として、また歩く。終わってみると、足がしっかり疲れています。
そして何より、掛かった時の距離の近さ。
足元でいきなり始まって、そのまま真下で突っ込まれる。あの感じは、他の釣りにはありません。
課題もはっきりしました。
指ドラグはまだ指が覚えていないし、タモ入れは完全に練習不足。
カニももっと多めに確保しておかないと、フグに食べられて終わってしまいます。
次は、あの逃した良型にリベンジしたい。
初日でこれだけやりたいことが出てくるのだから、完全にハマってしまったようです(笑)

そして、2匹は持ち帰ることに。
血抜きをして袋に入れると、今日いちばんの現実味が出てきます。
チヌは前回のフカセ釣りでも食べていて、その時は刺身と漬けとあら汁でした。
今回は2匹あるので、少し欲張るつもり。昆布締めにして、アラで出汁をとって、焼いて。考えているだけで腹が減ってきます。
翌日の釣り飯は、また次回に。