この記事の要点
- ヘチ釣りで釣ったチヌ2匹を捌きました。
- 昆布締め、混ぜご飯、焼き魚、あら汁の4品にしました。
- 翌日は庭のバジルでカルパッチョにしました。
初めてのヘチ釣りで釣ったチヌ2匹。
翌日、捌いて食べることにしました。
昆布締めを仕込んで、アラは焼いて身をこそぐ。
こそいだ後のアラは昆布と一緒に出汁へ。1匹まるごと使い切る算段です。
昆布締め、混ぜご飯、焼き魚、あら汁。
そして翌日にはカルパッチョまで。全部で5品になった釣り飯の記録です。
前日のヘチ釣りから、チヌ2匹

昨日釣ってきた2匹。
初めてのヘチ釣りで、指ドラグに翻弄されながら獲った魚です。

サイズ違いで2匹あるので、食べ方を分けられるのがありがたい。
1匹だとどれか一つに絞らないといけませんが、2匹あれば欲張れます。
大きいほうは刺身系、小さいほうは丸ごと焼きに。
そう決めた時点で、だいたい献立が見えてきました。
仕込みから。昆布締めとアラの下ごしらえ

まずは昆布締めを仕込みます。
刺身のように切って、軽く塩を振る。
あとは半日ほど昆布で挟んでおくだけです。
あとは冷蔵庫に入れて待つだけ。
この「待っている時間がある」というのが、釣った魚を食べる楽しみを増してくれるのです。

アラは焼きます。
ここから身をこそいで、混ぜご飯にするためです。
焼いている時点で、もう脂の香りがすごい。
庫内でじりじりと音がして、これは期待できるやつだと分かります。
焼き上がったら、熱いうちに骨のまわりから身をほぐしていく。
地味な作業ですが、量が集まってくると楽しくなってきます。

身をこそいだ後のアラは、昆布と一緒に鍋へ。
ここで出汁をとって、あとであら汁にします。
焼いてから煮るので、香ばしさがそのまま汁に移ってくれるはず。
捨てるところがほとんどありませんね。
昆布締め。ねっとりして、旨みがすごい

半日置いた昆布締め。
切り口が少し飴色になって、いかにも旨そうな見た目になっています。
一切れ口に入れると、旨みがすごい。
そしてねっとり。
昆布の香りが後から追いかけてくる感じで、噛むほどに甘みが出てきます。
これは日本酒が欲しくなるやつ。
前回のチヌは寝かせずに刺身でいただきましたが、こうして締めるとまた別の魚のよう。
同じ魚を続けて釣ると、こういう食べ比べができるのが嬉しいところです。
アラの身を混ぜた、黒鯛の混ぜご飯

こそいだ身を、炊きたての白飯へ。
混ぜるだけの、黒鯛の混ぜご飯です。
湯気と一緒に、脂の香りが立ちのぼる。
混ぜている時点で、もう美味しい。
アラからこそいだ身なのですが、脂が乗っているのでしっかりとした旨み。
ほぐし身が少しずつ入っているだけなのに、白飯のほうがちゃんと主役を譲ってくれます。
これ、アラを捨てていたら食べられなかったやつです。
焼いてからこそぐ、というひと手間をかけた甲斐がありました。
焼き魚がとにかく美味い。当たり前だけどタイである

小さいほうのチヌは、しっかりと塩を振って水分を抜いてから焼き魚に。
丸ごと一匹をそのまま焼ける、このサイズならではの贅沢です。
これがとにかく美味い。
当たり前だけど、タイである。
食べていて、そのことを何度も思いました。
皮目のパリッとした食感。
そして身のホワッとした舌触り。
塩をしっかり振って水分を抜いてあるので、身の味が濃い。
箸を入れると、ほろっとほぐれてくれます。
たまらない。
結局、焼くのが一番うまいのかもしれません。
今回のあら汁は味噌じたて

あら汁も、脂たっぷり。
前回は塩で味付けしましたが、今回は味噌じたてにしてみました。

椀に注ぐと、表面に脂の輪ができる。
焼いてから出汁をとったので、香ばしさもしっかり残っています。
同じ魚の同じ部位でも、味付けを変えるとまるで印象が違う。
脂の強い魚なので、味噌のほうが受け止めてくれる感じがあります。
塩の潮汁は魚の味がまっすぐ出る。
味噌は脂と混ざって、汁だけで完成している感じ。どちらも旨い。
ちなみに、魚のアラの味噌汁はフンドーキンで作るとやたら旨い。
以前カサゴで作った時に、そんな話を書きました。

九州の甘めのあわせみそで、魚の脂とよく合います。
魚の味噌汁を作る機会があるなら、一度試してみてほしいところ。
翌日は、庭のバジルでカルパッチョ

翌日、残しておいた身でカルパッチョも作りました。
家庭菜園のバジルが調子が良いので、採れたての生バジルと一緒に。
摘んだそばから、バジルの香りが手に残り気分がいい。
これが、香りが良くてうまい。
締めた身のねっとり感に、生バジルの香りが追いかけてくる。
塩レモンで作ったソースも爽やかで、よく合いました。
暑い日に食べるには、これくらい軽いほうがいい。
釣った魚が、庭のバジルと同じ皿にのる。
こういうのが一番いいな、と思いながら食べ切りました。
2匹で5品。
昆布締め、混ぜご飯、焼き魚、あら汁、カルパッチョ。アラまで含めて、ほとんど捨てるところがありませんでした。
初めての釣りで釣った魚が、ここまで食卓を持たせてくれる。
これはもう、また行くしかありません。
次はタモ入れをちゃんと決めて、逃したあの良型を持って帰りたい。
そうなったら、今度は何を作りましょうか。