春の陽気に誘われて、霞ヶ浦本湖へ。
ヘラブナ釣りです。
冷たい風も少しずつ和らぎ、草の色も明るくなってくる4月。
桜の花びらがちらほらと視界に入り始めると、なんとなく心が浮き立ってくるのです。
冬の間のピリッとした寒さも嫌いじゃないけど、やっぱり春のポカポカ陽気の中で竿を出す時間というのは幸福度が違います。
そんな霞ヶ浦本湖での春釣行。
この日はめずらしくツ抜け。普段の貧果と比べれば上出来な日でした。
4月春の晴れた日 桜が咲く、霞ヶ浦本湖の浅場ポイントでヘラブナ釣り
この日選んだのは浅場のポイント。
桜の近くで釣りができるので、桜が咲くこの季節には足を運びたくなる場所です。
今回は15尺の竿をチョイス。
あまり出番が無い竿なので、こういうときに使ってあげたいという気持ちもあります。
バランスの底釣りでスタート。

午前中から釣り開始。
隣では釣っているのに、自分には全然。
ウキが動いても魚がのらない。
いつもの調子です(笑)

でも、天気は上々。
桜もそこそこ咲いていて時折眺めながらの釣りなので、気分も上々です。
昼ごはんを挟んでようやくヘラブナ一匹目
お昼になったところで、いったん休憩。
弁当を食べながらポカポカの陽気にうとうと。
ピクニック気分で、これはこれで幸せな時間。
ただ、やっぱり一匹くらいは釣っておきたいな……と思って再開すると、そこから少しずつ状況が変わってきました。
ウキがモゾモゾした後、ウキが返してきてからのツン。
今度こそとあわせると、ようやくのりました。

良かった良かった。
昼後にヘラブナに会えるとは、自分としては上出来です(笑)

ここからはウキがよく動くように。
これはマブだって言われましたが、お口の伸びないマブは自分には判別できず。マブでもヘラでも、釣れれば楽しいので正直どうでも良いですが。
ちなみにこの日はタモを忘れてしまって、この日はバス用のタモを代用。
重たくて使いづらい(笑)
徐々にヘラブナが寄ってくる感覚
これを皮切りに、少しずつ魚が寄ってきた感触。

ジャミにもいじられているようでウキがモゾモゾするものの、ヘラが寄ってくるとパタッとジャミアタリが無くなって、ウキの動きもヘラらしいしっかりとしたものになる。
そんなイメージ。

そんなのが定期的なスパンで起こるので、30分に1回くらいで釣れる感じ。

サイズは35〜40cmほどで引き応えも良し。

浅場ということもあって、引きもダイレクトで力強い。
竿がしなって楽しい。
桜の下を歩いて釣り再開
とはいえ、やっぱりヘラ釣りは長時間座っていると体が痛くなってくるもので。
集中力が切れてくるタイミングで、少し立って散歩。

桜の下を歩きながら、咲き具合を確かめる。
満開ではないけど、いい感じに咲いていて春らしさを満喫。

少し歩いてストレッチしたら釣り再開。
ヘラが釣れない時間も、ジャミっぽいモゾモゾとしたアタリがあって退屈しません。
ウキが動いていれば割と楽しい。

やはり、30分おきくらいにしっかりしたアタリ。
いつの間にか釣果が増えていって、ちょっと欲が出てきます。

「これ、ツ抜けできるかも?」
普段は貧果なタイプなので、ツ抜けはかなりレアなのです。
夕方、ラストスパート
夕方が近づくにつれてウキがあまり動かなくなって落ち着いてきてしまいました。
ツ抜けまであと2枚……。
欲が出てしまって、ここからは全集中で釣り。

1枚……。

2枚と釣ってツ抜け達成。
マブを除いてヘラブナ(と思われる)で10枚。満足です。
最後はアメナマでフィニッシュ
薄暗くなってきて、「そろそろ片付けようかなー」と思っていたら。
来ました、アメナマ(笑)
霞ヶ浦名物、アメリカナマズ。
この魚が来ると、「あー、終わりだなー」と感じるくらい定番の終幕。
やらなきゃ良かった上がりナマズ。
でもまぁ、今日の釣りには満足しているので文句はなし。
竿をたたんで、のんびり帰路につきました。
気持ちよく晴れた空の下、ぽかぽか陽気の中で竿を出すだけでも贅沢。
さらにヘラブナが応えてくれた、良い日となりました。

