2月上旬。
前回と同じく、黒部川へ。ヘラブナ釣りです。
ここ数日、朝の空気がやわらかい。
真冬の刺すような冷たさが、少し緩んだ感じ。
この日は南風。
黒部川に決めたのも、風を背負えるから。
冬だし、せっかくなら、ポカポカ日差しを楽しみたい。
風に惑わされることなく、のんびり釣りしたい。
平日なのに車が多い、そして初ポイントへ
猫も仰向けで日差しを受ける、お日様の温かさ。

気持ちよさそうに光合成してやがるぜ……。
こういう日だけ触らせてくれるお腹を堪能してから釣りへと出発です。
南風、そして平日だから空いているだろう。
そう思って向かった黒部川。
が、メジャーなポイントは車がびっしり。
おぉ……。
のんびりやりたいと思って来たので、うろちょろポイント探し。

初めて入るポイントへ。
黒部川特有の柵がない場所でした。
あの柵に囲まれた釣り座、結構好きなんです。
ひとり焼肉みたいな落ち着きがあるっていうか。
自分だけの小さな区画に座る感じが、妙にしっくりくるんですよね。

でも、今日は柵なし。
黒部川で初めて、21尺を振ってみることに。
振りやすりというのもあるのですが、手前は底が見えていてかなり浅いので根掛かりそう……という不安がありまして。
結果、バランスで少し流されたりもしたものの、根掛かることはありませんでした。

空を見上げると、晴れ予報だったはずなのに薄曇り。
光はあるのに、暖かさが続かない。
風も横から入り、頬の片側だけがずっと冷える。
「今日は日向ぼっこみたいな釣りになるな」と思っていた朝の自分に、いまの空を見せてやりたい。ほらな、って(笑)
15時開始、明るいうちは沈黙。黒部川ナイターへ
結局、釣りを始めたのは15時頃。

時々流れる程度なので、バランスの底釣りで様子を見ます。
水の色も濁っていて、ウキの周りだけ時間が止まったように静か。
餌を打っても、返ってくるのは無。
明るいうちはほとんど反応がありませんでした。
ウキが少し動いたかと思えば、気のせいかもしれない程度。
風の揺れなのか、魚の触りなのか、判断しづらい動きばかりです。
日が傾いて、ウキがぎりぎり見える時間帯。
そこでようやく、はっきりとした魚の気配。ウキが動いた……と思う(見えない)
少し迷いましたが、電気ウキに切り替え。
前回のナイター釣行と比べれば、今回は寒さがだいぶやさしい。
反応の正体は小鮒、時々良型マブナ。それでも面白い夜
暗くなってから、ウキの返りが明らかに早い。
底で何かが動いている。
でも、落とすまでいかない。
触る、戻る、触る、戻る……その繰り返しです。

ようやくかかってきたのは小鮒。
1匹、2匹、そして続けて数匹。「なるほど、君たちか」と納得。
小さな魚でも、反応が続けばリズムができます。
静まり返っていた水面でようやく始まるコミュニケーション。

その後、少しずつサイズアップ。尺はない。
でも、竿に伝わる重みが少しずつ変わっていく。
冬の夜にこの変化が出るだけでかなり楽しい。
ナイターに踏み切った決断が少しずつ報われていきます(笑)

時折、なかなかサイズの良さそうな引きも。
これは来たかと思うも、あがってくるのはマブナ。
水面でリリースしていた小鮒の中にヘラっぽいのも混ざっていたけれど、良型のヘラブナは最後まで出ませんでした。

それでも、ナイターに入ってからウキが動き続けたこと。
小鮒から良型マブナまでしっかりとした生命感があったこと。
結果、かなり満足しておりました(笑)

最後は、やたらと引くので鯉かと思ったら良いマブナ……で、フィニッシュ。
そういえば、前回に続いて今回もフナ以外は釣れませんでした。珍しい。
狙い通りじゃなくても、釣りとして面白い夜は確かにあるなぁ、と。
今年はナイターばっかりだ(笑)
なんだか寒さも大したことなかったし、良いナイターだったなぁなんて思いながらこの日は帰ったのですが……。

週末にドカッと雪が降って一気に凍える世界に。
数センチなんて予報で言っていたので大したことないと思っていたのですが、20cm以上積もりまして。
ひさしぶりの雪搔きに筋肉痛です。
なんでも楽しめる時に楽しんでおいたほうが良いなと思いながら、雪を掻き雪を掻き……。
暖かくなったら、やりたいことが満載です。春が待ち遠しい。

