神津島での釣りキャンプ。
12時間の船旅を終え神津島に着き、キャンプ地にテントを設営した先輩と僕。
船で一睡もできなかった僕らは、昼にテントを設営した後、暗くなるまでテントで仮眠。
目覚めると外は雨。釣りをしたい気持ちは抑えられず雨の中釣りをすることにしたのですが……。
どうにも状況は渋く、思うように釣れません。
折角の離島遠征……爆釣を夢見て来たのでちょっとがっかり。
そんな中、釣れてきたのがミナミハタンポ。
初めて釣った魚。サイズは大きくないですし、見た目はそれほどおいしい魚には見えないですが、食べてみることに。
すると、これがびっくり。ハタンポ、ものすごくおいしい魚なんです!
刺身にするとねっとりとした食感で甘みのある味。塩焼きも味が濃くて……釣れたら絶対食べたい魚です(笑)
1日目は雨、2日目は強風!神津島釣りキャンプ開始も厳しいスタート
12時間の船旅を終えて神津島の沢尻湾キャンプ場にテントを設営した僕ら。
テント設営後にパンとビールを購入してきて神津島到着を乾杯!
疲れ切ってしまい、テントで夜まで仮眠をとることにしました。
目覚めてみると外は雨。
しかし、僕らの脳裏には神津島到着時に見た釣り場のイメージが……。
堤防から見えた魚影に加え、足元に残っていたのはたくさんのイカの墨。
釣りを目的に神津島に訪れた僕らは、雨とは言えどもテントの中でゆっくりしてはいられなかったのでした。
初日は夜の神津島港へ!雨の中夜釣りを開始…ワームでミナミハタンポ
「釣り場の様子を見るだけ……」そうお互いに口にしながらの神津島での初釣行。
神津島港に着いても雨はしっかり本降り。
寒くはなかったので、それだけが救いでした。
餌は持っていなかったのでルアーで攻めます。
エギング・ジギングと試しますが全く反応がないまま時間が過ぎていきます。
唯一釣れたのがミナミハタンポ。
小さめのワームで手前を探っていたら釣れましたが、1匹ではどうしようもないのでリリースです。
初日の釣果はハタンポ一匹、渋いスタート。
※動画も合わせてご覧ください!
2日目は晴れ!しかし強風……釣れたのはまたハタンポ
明けて2日目は、雲がありつつも雨はあがっていて晴れ。
しかしながら風が強く吹いており、キャンプ地目の前のビーチにも白波が打ち寄せてきます。
明らかに釣りには向かない天候ですが、昨晩の不調を挽回するべく、釣り具をセットし直して釣り場に向かうことにします。
神津島港に着いて竿を出しますが、海は予想通り荒れておりました(笑)
もはやアタリすらわからない状態。
通常は人がいるはずの堤防先端にも誰もいません。
いるのは先輩と僕の2人だけ。
山から厚い雲が押し寄せてきます。
この日の天候は夜が近づくにつれ悪くなるばかり。波も次第に高くなってきました。
アタリがあった!と思ってあげてみればキタマクラ……。
釣りメシが目標ですが、さすがにこいつは食べられません。
内臓や皮膚に毒がありますのでお気をつけを。
ソウシハギの肝を食べようとした方がTwitterで話題になっていましたね。
危なそうな魚は食べないのが吉です。
沈んでいく夕日が綺麗……なのですが、堤防にも水が打ち上げてくるくらい波が高くなってきてしまいました。
暗くなってからかろうじて得た釣果を持ち、そそくさとキャンプ地に戻ります。
釣れたハタンポを刺身・塩焼きに!これが絶品!!
釣れたのはハタンポ3匹。
少ない釣果ですが、過酷な状況下で釣れた魚だったので正直嬉しかったです。
食べたことがなくこの時点ではおいしいのか疑問でしたが、最終的に、僕らの中でのハタンポの地位が格段に上がることになったのでした。
沢尻湾キャンプ場には炊事場があるので、捌くのに便利。
釣りキャンプにオススメのキャンプ場です。
1匹は刺身に、2匹は塩焼きにしていただきます。
刺身用は3枚おろしにして皮をひき、塩焼き用は鱗を取って開いて完了です。
こちらがハタンポの刺身。
先輩が持ってきてくれた生姜と島唐辛子と一緒に食べます。
醤油をかけ、べっこう漬け風。
ハタンポを釣ること自体が初めてだったので当然食べるのも初めて。
どんな味か想像もつかなかったのですが……食べてみればこれが旨い!
ねっとりとした食感に甘みのある味がなんとも癖になります。
塩焼きもこれが美味。
身がほわっとしており旨味が強いのでした。
ハタンポは別の日にも食べましたが、どんな調理法にも合う万能プレイヤーといった感じ。
重宝しました。
白米を炊いて、インスタントですが味噌汁も作って、釣りメシをいただきます。
少ない釣果ながらも、おいしい釣りメシとなりました。
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まとめ
初日、2日目と天候に左右される厳しいスタートとなりました。
釣りが目的の旅でしたが、ほとんどあげられない釣果。凹みます。
そんな状況の中、釣れてくれたハタンポに助けられました。
しかも美味しいとは。それを知れただけでもありがたい。
なんとか今回の旅の目標である釣りメシを開始できたことで気合いも入ります。
翌日からの釣りでは成果をあげる、そう誓って眠りについたのでした。
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