楽しかったサヨリ釣り。
ですが、夢中になって釣りすぎてしまいました。
帰宅してクーラーを開けた瞬間、「これはやりすぎたな」と笑うしかない量。
でも、せっかくいただいた命です。ちゃんと手をかけて、おいしく食べ切ることに。
今回は、サヨリを刺身丼・昆布締め・一夜干し・みりん干し・天ぷら……。
さらにカサゴは煮付けに。
捌くのは大変でしたが、その分満足のいく釣り飯となりました。
大量サヨリの下処理。釣っている時より帰宅後が本番でした
釣ってる時は楽しいんだけど……。
前は良くあったことですが、ひさしぶりにやらかしてしまいました。
サヨリ釣りをしてきた翌日、持ち帰ってきた魚を見て驚く。
最大30cmほどのサヨリが大量。面白くて夢中になって釣り過ぎてしまいました(笑)

一気に捌こうと庭で集中して作業。
2月中旬、そろそろ暖かくなっていきそうな雰囲気。春告魚であるサヨリを捌いていきます。

サイズが小さめなので、1尾ずつの作業が細かい。
ウロコを取り、内臓を出して、また次へ。同じ動きを無心で繰り返します。

サヨリは腹の中が黒いと聞いていましたが、まさにその通り。
どうやらこの黒い膜が苦いようで、水の中で指で擦って落とします。

刺身用は三枚おろし。
天ぷら用には開いてみたりと、どうやって食べるかを考えながら捌くのでこれまた時間がかかるのです。

サヨリヤドリムシもしっかりと確認。
そんなにグロくも無いので気持ち悪くはありませんが、食べちゃうのは嫌なので、エラ部分は要チェックです。

カサゴも捌いておきます。
尺近いGOODサイズでした。

大きいし刺身にでも……なんて考えていたのですが、サヨリを捌くので疲れ切ってしまって、煮付け用に捌きました。
仕事の合間に始めたつもりが、気づけば2時間以上経過。
でも、ここまで終われば勝ちです。
あとは食べるだけ!
まずはサヨリ丼。卵黄と生姜醤油が気持ちよくハマる
最初はやっぱり刺身。

頑張って三枚おろしにした身……。
寿司も考えましたが、身が細いので丼にすることに。

酢飯の上にサヨリの刺身を重ね、最後に卵黄をポトリ。
薬味はネギだけでシンプルにいきます。

おろし生姜たっぷりの醤油でいただきます。
食感は歯切れが良く、青魚らしい風味はあるけれどクセは強くない。
脂の重さで押すタイプではなく、透明感のある旨みが前に出ます。
サンマに近いと聞くけどその通り。サンマの刺身に近い。
卵黄のコクと生姜の香りが全体を綺麗にまとめてくれました。これは旨い!
個人的には、この時点で「今日は当たりだな」と確信。
釣って、捌いて、食べる流れが一気につながった瞬間でした。
サヨリの昆布締め。30分で甘みと香りが一段上がる
次は昆布締め。
刺身用の柵に軽く塩をして、昆布で挟んで30分ほど置きました。
長く締めすぎると硬くなるので、今回は短時間。
結果、これが正解でした。

身がほどよく締まって、甘みが強くなる。
噛んだあとに昆布の香りが鼻腔をフワッと抜け……刺身とはまた別物のおいしさです。

釣れたてのフレッシュな食感を楽しむなら刺身。
香りと旨みの厚みなら昆布締め。
同じサヨリでも、表情がはっきり変わるのが面白いですね。
大量消費に見えて実はごちそうな一夜干しとみりん干し
まだまだ魚は残っています。
ここからは保存も兼ねて干物にしました。
シンプルに旨い一夜干し
エラと内臓を取り除いたサヨリを塩水に漬けてから一晩干す。

干すと水分が抜けて旨みが凝縮され、香ばしさがぐっと立ちます。

小ぶりの個体は、しっかり焼けば骨まで食べられるのも良いところ。
朝ごはんにも酒のつまみにも合うお味。
たくさん作るのにおすすめのみりん干し
次は、みりん干し。

サヨリを開いて、みりん、醤油、砂糖のたれに30分ほど漬けておきます。

漬けた後は干しカゴで干したら完成。
ゴマをかけてもおいしいのですが、ゴマを切らしておりました。

こちらは焼いた時の香りがたまらない。
食欲を直撃してきます。
甘辛い味でおいしいのですが、しっかりと魚の風味も感じます。
日持ちしやすく味も良いので、たくさん作るのであれば、このみりん干しがおすすめですね。
サヨリの天ぷら。衣は軽く、身はふわっと

最後は天ぷら。
天ぷら粉が切れていたので代用で揚げたら、フリット寄りになりました。
それでも味は十分うまい。
衣の中で身がふわっとして、噛むと魚の旨みがしっかり。
イワシ天に近い印象はありますが、サヨリの方が全体に軽い印象でさっぱり食べられます。
刺身、干物、天ぷらと一通り試して、総合1位はやっぱり刺身系。
特にサヨリ丼はまた食べたい。捌くのはしんどいけど(笑)
カサゴは煮付けで。濃い旨みが白飯を止めてくれない
サヨリと一緒に持ち帰ったカサゴは、今回は煮付けにすることにしました。
本当は味噌汁も好きなのですが、サイズが良かったので煮る方向へ。

水・醤油・砂糖・酒で作ったタレでカサゴを煮ていきます。
今回は生姜に加えて、ゴボウとネギも一緒に煮ます。

これはもう、おいしいのが確定しているわけです。
身はふっくら、皮目はゼラチン質がとろっとして濃い。
タレだけでも、白飯が止まりません。

煮付けってどうも実家を思い出して、気持ちが落ち着いて安心した気分になります。
それでいて、ご飯泥棒な幸せな食べ物だと毎回思うのです。
釣りすぎてしまったな……という反省はあったものの、結果的に抜群に楽しめた釣り飯となりました。
次はサヨリの釣り方も延べ竿なんかにして楽しむ方向にして、他の食べ方も試してみたいですね。


